道路システム高度化推進機構(ORSE)は、ETCのセットアップ台数が5月30日で300万台を突破したと発表した。ETC車載器に5000円を助成する支援制度の効果が大きかった。ただ、高速道路のETC利用率は18.4%と依然として低い水準。
2003年6月から2004年2月末まで、ETCモニターリース支援制度として、ETC車載器に5000円の助成を開始した。昨年6月に100万台だったETCセットアップ台数は、6カ月で累計200万台、その後の5カ月半で累計300万台を達成した。
一方で、5月14日から20日まで、4公団全体の交通量のETC利用率は18.4%だった。とくに、公団別では、首都高速道路公団が22.0%なのに対して阪神高速道路公団は13.4%に低迷、地域差も明らかになっている。