追越車線上での被害確認で、二次衝突事故

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2日未明、埼玉県内の東北自動車道で、追突事故を起こして追越車線に停止していた2台のクルマに対し、後続の別の普通トラックが突っ込んで激しく燃え上がった。この事故で後から追突してきたトラックのドライバーが逃げ遅れて焼死している。

埼玉県警・高速隊によると、事故が起きたのは2日の午前2時ごろ。白岡町千駄野付近の東北自動車道上り線の追越車線で、車線変更してきた4トントラックに後続のタクシーが追突するという事故が起きた。

2台のクルマは追越車線上に停止し、それぞれの運転手が車外に出て被害状況を確認していたが、2台のクルマが停止したわずか2分後、後続の4トントラックがこれら2台に突っ込んだ。

トラックはほとんど減速しないで追突したこともあり、大破して激しく炎上。運転手は脱出することが出来ないまま車内に取り残された。消防が消火に当たったが、鎮火までには約1時間を要した。トラックを運転していたとみられる40歳の男性は車内から焼死体で発見されている。

現場は見通しの良い片側3車線の直線道路。共に軽傷を負った最初に事故を起こした2台の運転手は取り調べに対して「クルマは動かせる状態だったと思う」と証言しており、警察では路肩などに退避する以前に現場で被害状況を確認したことが二次的な被害の発生につながった可能性もあるとして、追突防止措置の有無などを含め、業務上過失致死の疑いで2人からさらに事情を聞く方針だ。

《石田真一》

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