アクセルを全開にした瞬間、スーパーチャージャーが唸る。『R』の加速力はスゴイ! 406psでリヤタイヤが大地を蹴飛ばす。ポルシェのようなダッシュ力だ。
同クラスのスーパーサルーンと比べると個性的。フォルムやインテリアそして柔かい足は優雅さを醸し出しながらも、その気になればかなり硬派な走りを可能にする。アルミボンネットになってマイナス10kg、前後バランスが改善された。
V6 3.0にしても、明らかにボディは締りが出てきたし、キャビンの静粛性も上がっている。
Rの燃費は都内で6km弱、高性能ぶりからするとなかなかに頑張っていると思う。
■5つ星評価
パッケージング:★★★★☆
インテリア/居住性:★★★★☆
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★☆
オススメ度:★★★★★
松田秀士|モータージャーナリスト
GTでフェラーリを駆る現役レーサー。INDY500やルマンなど海外レースにも積極的にチャレンジする。すでに49歳が目前という年齢ながら、まだまだ走る。モータージャーナリスト活動にも積極的。日本カーオブザイヤー選考委員。