【スバル レガシィ小変更】 カドの取れた乗り味に……スペックB

自動車 ニューモデル 新型車
【スバル レガシィ小変更】 カドの取れた乗り味に……スペックB
【スバル レガシィ小変更】 カドの取れた乗り味に……スペックB 全 5 枚 拡大写真

一部改良が行なわれた『レガシィ』の中で、もっともドライブフィーリングが変わったのが、ターボモデルのGTスペックBだ。スペックBはターボのGTに18インチタイヤを装着した、もっともスパルタンなグレード。サスペンションが硬く、なおかつ18インチタイヤを装着しているために、タイヤの衝撃吸収力が弱く、デビュー当時はかなりハードな乗り心地になっていた。

だが、今回の小変更からGT系はサスペンションのダンパーを改良し、スペックBではタイヤも欧州で発表された、6気筒3リッターモデルの6MT用に開発された18インチタイヤを装着することで、乗り心地の面は大幅に改善されている。今までの尖った印象からカドカドが取れ、「ガチガチのスポーツサスペンション」のイメージはなくなった。

その反面、コーナリングの限界性能が落ちたということはなく、ターボの高出力をうまく受け止めてくれる接地感の高い足回りになった。4WDということもあり、大パワーを安心感高く路面に伝えてくれる。また、同時に電子制御スロットルやオートマチックの制御にも改良が加えられているので、アクセル操作に対するリニアリティも向上している。さらにエンジンのメカニカルノイズも、わずかながら抑えられたように感じる。

従来までのGTスペックBは、よほどのマニア以外にはおすすめできないグレードであったが、この程度の硬さなら日常ユースでも、問題はない乗り心地に仕上がっているといえよう。

また、ターボのGTとGTスペックB、並びに3.0Rには、トヨタとテレマティックスサービスで業務提携したことにより、G-BOOK対応ナビのオプション設定が可能となった。G-BOOK対応ナビを装着することにより、ドライブなどの役立つ最新情報をタイムリーに入手できるほか、メール機能を利用してスバルディーラーからユーザーの車載端末に点検時期の告知などを受けることができる。さらにユーザーが点検を希望した場合には、車載端末から整備予約の申し込みが可能となるなど、各種サービスを受けることができる。

スバルに供給されているG-BOOK対応ナビには通信モジュールが内蔵されており、月額利用の基本料金は通信費込みで1440円とトヨタと同じ設定になっている。(つづく)

《岡島裕二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
  5. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る