【新聞ウォッチ】三菱「全面広告」、新聞社の感覚も理解できない

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2004年6月7日付

●環境の大切さ学ぶ、品川でフェスティバル、親子連れ参加/燃料電池車など試乗(読売・36面)

●三菱自動車元社長聴取、今後、歴代幹部も(読売・38面)

●新製品投入に「技」自動車/車体共用し利益(朝日・7面)

●「フォード事故で障害」409億円賠償命令、米・州地裁(産経・30面) 

●社説:道路公団改革、無駄な道路はつくるな(東京・5面)

ひとくちコメント

先週4日付の全国紙に掲載された三菱自動車の全面広告が物議をかもしている。

中川昭一経産相は4日の閣議後の記者会見で「走って楽しい」などの文章を付けて広告を出したことに触れて「三菱自動車のクルマが来ると、怖いという人もいるという記事を見たことがある。そんな時に(このような広告を出す)経営の感覚が理解できない」と不快感を示したという。

一連の不祥事発覚から三菱の経営感覚を批判するのはもっともだが、それならば、そういう企業の広告をチェックもせずに掲載する新聞社側の倫理観、見識も疑うべきだろう。

この日の新聞には、産経が「河添克彦元社長ら経営陣に刑事責任」を1面トップで掲載、他の各紙も社会面に「追加リコール」の記事や日経は反社会的な行為を繰り返す三菱自動車の経営体質を論じる特集記事を取り上げていた。

また、三菱側は全面広告とともに、社会面に「お詫び」広告も掲載している。「表現の自由」とはいえ、この日の新聞を読んで、頭の中が混乱したのは筆者だけだろうか。利益優先の紙面構成では読者は逃げ出す。

《福田俊之》

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