180km/hで遅刻知らず…違反常習者を摘発

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沖縄県警は3日、通勤の際に使う自動車道で毎日のように180km/hを超える速度でクルマを走行させていた36歳の男を道路交通法違反容疑で2日までに摘発していたことを明らかにした。

クルマの性能を周囲に示威したり、警察を挑発する目的で違反を繰り返す例はこれまでにもあるが、通勤の際、毎日のように著しい速度超過を繰り返す例は全国的に見ても珍しいという。

沖縄県警・高速隊によると、毎日のように著しい速度超過を行っていたとして、道交法違反容疑で摘発されたのは、浦添市内に住む36歳の男。

調べによると、この男は豊美城市内にある勤務先に通勤するため、浦添市内の沖縄自動車道・西原インターチェンジ(IC)から、豊美城市内の那覇空港自動車道・豊美城IC間を走行していたが、連日のように150−180km/hという猛烈な速度でクルマを走らせていた。

警察に対しては「毎日、同じ時間に猛烈な速度で走っているクルマがいる。警察はどうして取り締まらないのか」といった苦情が異なるドライバーから何件も寄せられていた。

これを受け、警察では目撃例の多い区間、時間帯に覆面パトカーを集中的に配置するなどして取り締まりを強化したところ、5月29日の朝に制限速度80km/hの区間を182km/hで走行する乗用車を発見した。

車両の特徴から恒常的に違反を繰り返す容疑者が運転するものと判断。複数のパトカーで前後を取り囲み、走行を抑止。運転していた男を検挙した。

男にはこれまでにも速度超過の違反前歴が何度もあることから、完全な常習犯と見られている。また、取り調べに対しては「会社に遅刻したくなかった」などと、身勝手な供述を繰り返しているという。

警察では「前方の遅いクルマを抜くためにスラロームのような状態で走行していたことも男は認めており、他車を巻き込む事故につながる可能性が高かった。これまで事故が起きていないのは奇跡にすぎない」とコメントしている。

《石田真一》

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