【MURANO First Drive】…その2 3つの体験プログラムで『ムラーノ』の性能を体感

モータースポーツ/エンタメ エンタメ・イベント

今回行われた「MURANO First Drive in JAPAN」では、高速走行、ワインディング走行、そして低μ路走行という、3つの体感試乗プログラムが用意されている。そのいずれもが『ムラーノ』の運動性能や安全性能を短時間でも体感できるというものばかり。

15組30名の参加者は3グループに分けられ、それぞれのプログラムを順に回るという方法が取られていて、取材チームの我々も一般参加者と一緒に各メニューを体験した。

我々のグループが最初に向かったのは低μ路。タイルが貼られたコースに散水し、凍結路や積雪路と同様の摩擦係数を擬似的に作り上げている。ムラーノにはVDC(ビークル・ダイナミクス・コントロール)が装備されていて、滑りやすい路面で緊急回避を目的とした急ハンドルを切った場合にも、安定した挙動で走行できるようになっている。低μ路での走行体験はそれを実感させるためのものだ。

プログラムは凍結路を模したスタート地点から加速し、前方で立ち往生したクルマと仮定したパイロン直前で急回避。その後は積雪路を模したコースでスラローム走行を行ない、急ブレーキを掛けながらハンドルを切る……というもの。これをVDCあり/VDCなしの状態で同じメニューを繰り返し実施した。

感想は「VDCって素晴らしい」のひとこと。記者はスタッフの「ドーンと行きましょう」の言葉を真に受けすぎて、本当にドーンと突っ込んでしまったのだが、VDCありの状態では何とかスピンを免れることができた。ところがVDCなしの状態で同じ動作を行なったところ、あっけないほど簡単にクルマはスピン。そのまま制御不能の状態となった。

スラロームでもVDCありの場合はスリップを最小限に抑えるように、クルマが懸命に挙動をコントロールしているが、VDCなしでは小回りができなくなる。そして明らかに「滑っているな」という印象を受けた。(つづく)

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「トランプさん、これ買います」最新の4ドアマッスルカー『チャージャー』発表に「めっちゃかっこいい」と高評価の声
  2. BMWが24車種4万台をリコール…濡れると火災のおそれ
  3. 365万円で買えるMINI登場!「土偶みたいな顔しとる」「現実的な価格」などSNSでは反響さまざま
  4. ヤマハのEVスクーター『JOG E』が約16万円で登場!「手に入りやすい」「50ccより安い!」など注目集まる
  5. トヨタの米国ミニバンが「エスティマ難民」の受け皿に? 新型発表で高まる「日本導入」への期待
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る