飲酒摘発逃れの女が自損事故

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8日未明、秋田県稲川町内の国道398号線で、パトカーに追跡されていた乗用車が運転を誤り、道路脇に設置されたバス停併設の待合所に突っ込むという事故が起きた。運転していた女性が全治2カ月程度の重傷を負っている。

秋田県警・湯沢署、同増田署によると、事件は8日未明に発生した。同日の午前2時50分ごろ、湯沢市内の繁華街をパトロールしていた同署のパトカーが、ふらふらとした挙動で発進する乗用車を発見。飲酒運転の疑いがあるとして、ただちに停止を求めた。

しかし、乗用車はこれを無視し、国道398号線を東に向けて逃走。途中80km/hを超える速度で走行したり、追跡するパトカーのかく乱を狙って故意に無灯火にするなどした。このため、危険を感じたパトカーは5分ほどで追跡を断念した。

乗用車はそのまま逃げ続け、稲川町野村付近で速度超過のために丁字路の交差点を曲がりきれず路外に逸脱。道路脇に設置されたバス停併設の待合室に突っ込んだ。

クルマは大破し、運転していた22歳の女性が腰や骨盤の骨を折る重傷。同乗していた29歳の男性が軽傷を負った。

女性からは酒気帯び相当量のアルコールを検知していることから、警察では飲酒運転の摘発から逃れるために逃走したことは確実とみて、女性の回復を待って業務上過失傷害と道路交通法違反の容疑で検挙する方針だ。

《石田真一》

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