【トヨタ・パッソ/ダイハツ・ブーン発表】安全は全方位コンパティビリティボディ

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【トヨタ・パッソ/ダイハツ・ブーン発表】安全は全方位コンパティビリティボディ
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安全性能は、トヨタ『パッソ』/ダイハツ『ブーン』(7日発表・発売)を開発するにあたり、トヨタとダイハツが最も重要視したもののひとつだ。

トヨタは衝突安全ボディGOAで技術を蓄積しており、ダイハツは寸法的制約の厳しい軽自動車を舞台にクラッシャブルボディのノウハウを手にしてきた。この両社の技術によって作り上げられたボディの安全性に、トヨタ、ダイハツは自信を持っている。

とくに重視したのは、クルマ対クルマの事故のさいの安全性確保、すなわちコンパティビリティだ。パッソ/ブーンは全方位コンパティビリティボディ構造を採用することで、テストのときだけでなく、実際の路上における事故のさいの安全性向上が図られているのである。

テストに使われた相手側車両は、車重がパッソ/ブーンの約2倍というトヨタ・セルシオ。前面ではセルシオと相対速度100km/hで50%ラップオフセット衝突、側面と後方については静止したパッソ/ブーンにセルシオを50km/hで衝突させ、生存空間が確保されるよう、ボディ構造について入念な設計が行われた。

前席SRSエアバッグ、EBD(電子制動力配分制御)付きABS、ブレーキアシストなどの安全デバイスを標準装備する。これは安全に厳しい欧州小型車と同等の水準だ。また、オプションでカーテンレールエアバッグも装着できる。クルマ選びにさいして安全を重視する場合、パッソ/ブーンの訴求力は非常に高いと言えるだろう。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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