「刑務所に入りたい」タクシー強盗を企てる

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14日午後、北海道帯広市でタクシーに乗り込んだ男が近くの警察署まで向かうように指示、警察署前に到着した際に運転手にカッターを突きつける事件が起きた。男は強盗未遂の現行犯で逮捕されたが、調べに対しては「刑務所に入りたかった」と供述しているという。

北海道警・帯広署によると、事件が起きたのは14日の午後4時30分ごろ。JR帯広駅前からタクシーに乗り込んだ男が、運転手に対して「近くの警察に行ってくれ」と依頼。運転手は約1.5km離れた同署前までクルマを走らせた。

運転手は警察の正面にタクシーを横付けし、男に対して料金を告げたところ、男は運転手に対してカッターを突きつけて「カネを出せ」と脅した。

驚いた運転手は警察署に飛び込み、玄関付近にいた署員に「強盗かもしれない」と告げた。警察官がタクシーに近寄ると、男は後部座席へカッターを片手に持ったまま座っていた。警察では強盗未遂の現行犯で男を逮捕した。

逮捕されたのは奈良県出身を自称する42歳の男。取り調べには素直に応じており、犯行の動機については「他人を傷つけない方法で刑務所に入りたかった」と供述しているという。

男は仕事を求めて北海道に来たが、就職先がなく、所持金も底をついていた。犯行当日は朝から帯広駅の待合室で今後の行き先などを考えていたが、拾った新聞でタクシー強盗を思いつき、そのまま犯行に及んだとみられている。

《石田真一》

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