【新聞ウォッチ】三菱自動車、経営も車両も“火の車”

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2004年6月23日付

●三菱自「社会的責任本部」を新設、役員削減上乗せ(読売・8面)

●解説:琢磨 快挙、F1表彰台、資質に加えてレーシングスクールの功績(読売・13面)

●三菱自動車 1カ月で火災7件、リコールの追加を予定(朝日・39面)

●三菱自再建、全ダイムラー役員退任、グループ主導、鮮明に(毎日・10面)

●最新鋭護衛艦に不具合、マストに亀裂、三菱重工が溶接ミス(東京・1面)

●株主総会が本格化、29日ピーク、不祥事続発、大荒れ必至、三菱自、UFJ正念場に,(東京・9面)

●出井会長との不仲説に配慮? ゴーン氏、ソニー賛美、株主懇親会「未来信じる」(東京・9面)

●こちら特報部、ニュースの追跡、「記事の扱い小さくしたい」三菱ふそう、自と同日リコール会見」問われる広報姿勢「隠ぺい企業が…論外だ」(東京・28面)

●上場企業、役員退職金廃止、急増50社、業績連動を加速(日経・1面)

●中国高級車、小型「紅旗」マツダ開発協力、第一汽車に、委託生産も拡大(日経・1面)

ひとくちコメント

22日、網走市と富山市で三菱自動車製トラックのエンジン付近から煙が出るなどの事故が発生した。きょうの朝日などが社会面で報じているが、これらを含めると、同社製車では5月中旬以降、計7件の火災事故が相次いだという。7件の中には今後、リコールを届け出る予定の欠陥が原因と疑われる事故もあるようだ。

一方で、産経によると、1999年度からの5年間で、国土交通省に、トラックも含めた三菱車で車両火災が発生した情報が61件も寄せられていたそうだ。この中では、『シャリオグランディス』が高速道路を走行中にエンジンが爆発、炎上しケースもあったという。

未確認ではあるが、これまでに市販された三菱製の乗用車120万台のうち、100万台近くがリコールの対象車種という情報もある。冗談ではなく“火の車”は経営状態ばかりではなかった。

《編集部》

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