日本自動車工業会が発表した5月の自動車生産実績によると、四輪車生産台数は前年同月比3.9%減の75万5746台で、4カ月ぶりにマイナスとなった。国内販売が低迷しているのが主因だ。
車種別では、乗用車が同3.9%減の62万2517台で、4カ月ぶりにマイナスとなった。このうち、普通車は同4.9%増の29万1362台、軽四輪車が同10.2%増の11万480台と順調だった。しかし、小型車が同18.2%減の22万675台と大幅に落ち込んだ。
トラックは同4.3%減の12万8689台で、17カ月ぶりのマイナス。普通トラックが同12.0%減の5万4297台、小型トラックが同2.7%減の3万2806台だった。ディーゼル排ガス規制による特需の反動で、国内販売が低迷している。軽トラックは同6.4%増の4万1586台と順調だった。
バスは同8.9%増の4540台だった。
国内需要は同5.6%減の39万5576台にとどまった。輸出は同11.5%増だった。