富士重工業の汎用エンジン事業を担う産業機器カンパニーは、ドイツのディーゼルエンジンメーカー、ハッツ社と小型単気筒ディーゼルエンジンの販売契約を締結したと発表した。
今回の合意では、富士重が販売しているディーゼルエンジンの「DY」シリーズの後継の小型単気筒空冷エンジンをハッツ社と共同開発し、供給を受けて自社ブランドで販売するというもの。ハッツ社の3モデルをベースにして共同開発し、2005年はじめから全世界で販売する。
ハッツ社は、3KWから50KWクラスの空冷ディーゼルエンジンを年間約6万台生産し、小型・中型ディーゼルエンジン業界ではトップクラスだ。今回の富士重とハッツ社の業務提携は、両社の世界的なサービスネットワークの相互補完を含めて、今後サービスを強化していくとしている。