三菱の影響がホンダに…大事をとってリコール

エコカー 燃費

ホンダは、国土交通省にV6エンジンと組み合わされる5速ATの2速ギアの破損についてリコールを届け出た(既報)。

三菱自動車などのリコール事件で、国内のユーザーが自動車の不具合に対して敏感になっているため、本来なら必要が無いとも思われるものだが、市場措置を実施する。

同社では、今年4月14日、ギア破損について北米『オデッセイ』、『パイロット』、『MDX』の3機種を海外リコールとして国土交通省に届け出た。ATのロックアップ機構作動時に2速ギアの潤滑不足で破損し、走行不能になるおそれがある。

同様のエンジン、ミッション形式を搭載しているセダン系について車重、排気系と走行条件から、不具合発生の可能性は低いといったん判断したものの、解析を継続、今回セダン系へリコールの拡大を実施することになった。

また、日本市場では当初、ミッションに負荷をかけた状態で5速ロックアップ作動を継続して長時間走行可能は無いと見ていたが、解析を継続、最悪条件のテストで国内道路環境、走行条件でも不具合発生の可能性があることが判明した。

国内で不具合は確認されていないものの、未然防止措置としてセダン系機種を含めリコールを届け出た。

対象台数は約6万8000台で、措置費用は8億5000万円。

《レスポンス編集部》

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