チャイルドシートがあれば…1歳男児が後席からフロントガラスに激突

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6月29日午後、千葉県成田市内で、軽自動車が運転を誤って道路左側のガードレールに激突する事故が起きた。この事故により、後部座席に座る男性の妻が抱いていた1歳の男児が前方に投げ出され、フロントガラスで全身を強打して死亡している。

千葉県警・成田署によると、事故が起きたのは6月29日の午後0時45分ごろ。成田市寺台付近の国道51号線の交差点で、左折レーンを走行していた33歳男性が運転する軽自動車が、直進レーンに戻ろうとした際に道路左側に設置されたガードレールに激突した。

この事故によって軽自動車は前面部分が大破。後部座席に座っていた男性の妻で、36歳の女性が抱いていた1歳の男児が衝突の衝撃によって前方に飛ばされ、フロントガラスに当たり、全身を強打した。

男児は近くの病院に運ばれたが、頭を強打しており死亡していることが確認された。

現場は国道296号線、国道408号線との分岐する交差点。国道408号線に向かう左折専用レーンと、51号線を直進して佐原方面に向かったり、約200m先で立体交差を上って国道296号線の新東京国際空港(成田空港)方面に向かう、直進・右折レーンにわかれている。

男性は佐原方面に向かうつもりだったが、誤って左折レーンに入ってしまい、左折レーンであることに気づいて急ハンドルを切ったが、ガードレールに激突したものと思われる。

男性の運転していたクルマにはチャイルドシートが設置されておらず、男児は普段から妻が抱いていたとみられる。

両親がともに軽傷であったことから、警察では「チャイルドシートが備え付けられていれば、死亡することは無かった可能性が高い」と分析している。

《石田真一》

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