騒音に腹が立った…タイヤをパンクさせていた男

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神奈川県警は1日、民家敷地内に侵入し、乗用車のタイヤ1本をパンクさせたとして、別の窃盗と道路交通法違反容疑で逮捕・起訴されている男を、器物損壊容疑で再逮捕した。

同区内では4月から6月までの間に約170件のパンク事件が発生しており、関連を調べている。

神奈川県警・綾瀬署によると、器物損壊容疑で再逮捕されたのは、別の窃盗容疑で逮捕・起訴されている37歳の男。

この男は6月15日に道路工事現場から、クルマの通行を止めるための方向指示器などを盗み出し、自宅前の道路へ勝手に設置していたとして逮捕されたが、その取り調べの際に「クルマの音でイライラしてやった。クルマを走れなくするのが一番だと思い、タイヤをパンクさせたが効果が無いので方向指示器を盗んだ」と供述した。

横浜市瀬谷区内では今年4月ごろから何者かがクルマのタイヤをパンクさせる事件が続発。6月までに約170件が連続発生しているが、男の逮捕後はこれがピタリと収まっているという。

警察では男がこれらにも関与したものとみて、慎重に調べを進めていたが、男はこのうち50件については自分がやったと自供。このうち5月29日に横浜市瀬谷区本郷1丁目付近の民家で発生したものは男が状況を覚えており、しかも民家敷地内に侵入して起こすなど、特に悪質だったことから、これを直接の容疑として再逮捕した。

男はクルマの騒音(ロードノイズ)について、かなりの怒りを見せており、これが犯行の動機と推測している。

《石田真一》

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