「B・A・Rホンダ」のピット作業の遅さに苛ついていたファンが少なくないはずだが、北米シリーズから相当に改善されてきた。確かにフランスグランプリでは多めの給油を行っても、停止時間は7秒台と以前よりは速くなっていた。
ホンダの福井威夫社長の解説によると、「給油最優先」がスピードアップの秘訣という。つまりピットインの停止後、ジャッキアップより、給油機の挿入を優先するよう作業手順を改めた。「コロンブスの発想」的で、気付けば単純なものだが、着実な改善につながっている。
11日のイギリスグランプリで、新方式を確認してみるのも面白い。