経済産業省は12日、2005年1月から本格施行される自動車リサイクル法で、ユーザーが負担することになる廃車処理料金のあらましの水準を発表した。
リサイクル法では廃車から発生するシュレッダーダスト(破砕ゴミ)、エアバッグ、フロンを自動車メーカーおよび輸入業者が引き取って処理するよう規定している。
発表された料金は、経産省が自動車メーカーなどから聴き取りしたもので、軽自動車および小型乗用車が7000円−1万6000円程度、普通乗用車が1万円−1万8000円程度となっている。
料金に幅があるのは、エアバッグの搭載数量などによって異なるため。このほか、資金管理と情報管理の料金が新車購入時で一律510円、すでに持っているクルマについては一律610円必要となる。
ユーザーは来年1月から、新車購入時あるいは最初に到来する車検時に料金を支払うことになる。車検を受けず廃車する場合は、その時に支払う。具体的な料金は今後、メーカー各社が発表する。