多人数乗車+シートベルト未着用=死者量産

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神奈川県警は13日、今年1月から6月までの間に神奈川県内で交通事故に巻き込まれ、死亡した人の数が156人となったことを明らかにした。昨年の同時期よりも18人多いが、その背景に多重衝突事故の増加があると指摘している。

これは神奈川県警・交通総務課が集計したもの。今年1月1日から6月30日までの間、神奈川県内で発生した交通事故によって死亡した人の数は156人となり、前年の同時期より18人上回った。

この背景にあるのが多重衝突事故や、多人数乗車したクルマが事故に巻き込まれるということ。特に若者世代でクルマを「個」のスペースから、「仲間と一緒に楽しむ」スペースへと意識変化が著しく、事故を起こした場合には重大な結果を招くことが多くなったという。

加えてシートベルトの着用を軽視する者が多く、死亡者の7割近くはベルトを着用していなかった。今年4月に秦野市内で発生した駐車中の大型トラックにセダン型の乗用車が突っ込み、乗っていた若者5人が死亡したという事故では、運転者を含めて全員がベルトを着用していない状態だった。

今はさらに多くの人数が乗車できるミニバンが主流になりつつあることから、警察では「後席の乗員に対してもベルト着用を促す努力が運転者には必要」として、シートベルト検問実施の度に全ドライバーを対象とした啓蒙活動を行いたいとしている。

《石田真一》

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