ホンダは、年央会見で、拡大している中国自動車需要に対応して、中国事業をさらに拡大する方針を明らかにした。
広州本田汽車で年産24万台体制が整ったが、武漢で『CR-V』を生産している東風本田汽車でも3年後を目途に12万台体制を構築する方針。実現すればホンダの中国での生産能力は年産36万台となる。
生産能力を引き上げた広州本田では、2004年秋から『フィット』の生産を開始し、東風本田でもラインナップの拡大を図る方針だ。
また、ホンダ・エンジニアリングの中国現地法人を今年8月に設立し、能力拡大、新機種投入、生産設備調達など、現地生産拠点への支援活動を強化する。
このほか、販売体制の整備とともに、2004年末までに中古車販売を一部の店舗で開始し、販売ネットワークの質の向上を図る戦略だ。