【日産ムラーノ北米仕様 試乗】アメ車的雰囲気と味わい深い走りが味わえるSUV

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【日産ムラーノ北米仕様 試乗】アメ車的雰囲気と味わい深い走りが味わえるSUV
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9月の販売開始に向け、ディーラーでの実車展示もされ、ムードは盛り上がりつつあるようす。今回、国内認可の関係で左ハンドルの北米仕様ではあったが公道試乗が実現した。

日本仕様は右ハンドルとなり、タイヤサイズの変更(225/65R18←235/65R18)や、サスペンションの味付けもリセッティングされるとのこと。エンジンは3.5リッターV6に加え、2.5リッター直4が国内専用で搭載される。あとは、サイドウインカーの装着などの保安部品やオーディオなどの実用装備が追加・変更になるのみ。雰囲気は北米仕様のままだ。

実際に乗り込んでみても、なんともいえないゆったりした気分に。日本車的な安心感ももちろんあって、誰が乗っても違和感はないだろう。走りもじつに微妙な味付け。エンジンはトルクフルで頼もしく、ゆるーく流すといったアメリカンな走りが似合うかと思えば、踏めばキッチリと吹けて加速も鋭い。エクストロニックCVT-M6もウルトラスムーズで、ムラーノのキャラクターにはピッタリだ。

ちなみにアメリカ人にとってCVTはあまり馴染みがないように思うが、あまり気にしないらしい。サスペンションもよく粘り、乗り心地はソフトで、高級感はじゅうぶんだ。少々きついコーナーでも、確かにロールは少なく、揺り返しなどは皆無。スポーツセダンのテイストもプラスというが、その点はしっかり表現できていると思う。ただゆるゆるのアメリカンだけではきびしいと思うが、日本人好みの味わいの深さも持ち合わせていて、日本でのヒットもじゅうぶん狙える。逆にアメリカで受けているのは、そんな味わい深さが理由なのかとも感じた。

《近藤暁史》

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