日産自動車は、米国テネシー州デカードのパワートレイン工場を拡張すると発表した。クランクシャフトの生産工場を新設、米国のスマーナ、キャントンの両工場で生産している日産、インフィニティ全車種に採用する。
新工場で生産するクランクシャフトはメキシコの同社の工場のアグアスカリエンテス工場にも出荷する。
今回の拡張計画では、現在のエンジン組立工場の北東側に約4600平方kmの敷地面積の工場を新設する。2005年春に着工し、生産開始は2006年晩夏になる見通し。新工場では最大稼動時で年間100万台のクランクシャフトを生産する。
新工場建設の投資額は4730万ドル(約52億円)で、工場の稼動開始時に60〜70人を増員する予定。