車検切れ高速バス、2000kmを走行

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JR東海バスは22日、同社の保有する都市間路線(高速バス)用の車両1台の車検が切れていたにも関わらず、検査計画書への記入ミスからこれに気がつがつくのが遅れ、約2000kmを営業運転していたことを明らかにした。発覚後に運用から離脱させ、車検を実施している。

これはJR東海バスが22日に明らかにしたもの。問題の車両は同社の中津川営業所が所有する都市間高速路線用のバス1台。

同社によると、この車両は7月13日に車検が満了することになっていたが、今年3月に検査計画書を作成した際、担当者が誤って「8月13日」と記載してしまった。

このため、本来は車検の前日までに運用を離脱させるスケジュールが組まれるものの、それが行われることなく、車検が満了した今月13日以降も、継続して運行されていた。

車両は14日から20日までの5日間、名古屋−東京間を2往復半する運用が組まれ、東名高速や中央自動車道を約2000km走行していた。

21日に行われた定期点検で車検切れが発覚。同社はこの事実を国土交通省・中部運輸局に報告するとともに、該当の車両を運用から離脱させ、車検を行う準備に入った。運用を代替する車両は存在しており、乗客に影響は出なかった。

同社では「記載ミスという単純なトラブルが招いた事態。他の保有車両に車検切れは無かった」とコメントしている。

《石田真一》

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