【ホンダ エディックス試乗】その2…2リッターはスポーティな味付け

自動車 ニューモデル 新型車
【ホンダ エディックス試乗】その2…2リッターはスポーティな味付け
【ホンダ エディックス試乗】その2…2リッターはスポーティな味付け 全 6 枚 拡大写真

ホンダから発売された、3席×2列シートミニバンの『エディックス』。上級グレードとなる2リッターエンジンの“20X”は、ホンダ車らしいスポーティな走りを見せてくれるクルマだ。

i-VTECが採用されたエンジンは1.7リッターに比べ、全域でトルクが太く、さらに高回転でのパンチ力もある。これぐらいのパワフルさであれば、6名乗車時でも力強い走りが可能だろう。オートマチックは5速になるので、高速巡航時の回転も抑えられ静粛性も高い。ただし、シフトレバーのオーバードライブスイッチを切ると3速まで落ちてしまい、4速をドライバーの意思で使えないのは不便。ストリームのように5ATにはSマチックが欲しいところだ。

フットワークも1.7リッターに比べスポーティに仕上がっている。タイヤサイズの扁平率が65%から55%になっていることもあり、ステアリングを切った瞬間にクルマが向きを変えようと素早く反応してくれる。キビキビとした感じは1.7リッターよりも大幅に高い。さらに1.7リッターでは多少気になった、前後方向にゆれるヒョコヒョコとしたピッチングの動きもうまく抑えられている。

それでいて乗り心地が悪くなっていないもの美点のひとつ。もともとエディックスは、安定性を保ちやすいワイドトレッドを採用しているため、ソフトな足回りを採用しても機敏なフットワークを実現できていた。その上、2リッターはリヤのスタビライザーを装備していることもあり、1.7リッターよりもソフトなスプリングを使うことができ、乗り心地とフットワークのバランスが、より両立している。

エディックスの開発責任者の本田技術研究所の角田正明氏も「クルマの完成度という面では、やはり2リッターのほうが高いと思います。」とコメント。では、角田氏のおすすめのグレードは、という問いには「やはりFFの20Xです」と答えてくれた。

クルマのコンセプトは1.7リッターでも味わうことができるが、2リッターと乗り比べてみると、エンジンパワー以外の走りの質感も大幅に2リッターのほうが高い。予算に余裕があれば2リッターを選びたいところだ。(つづく)

《岡島裕二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 1回あたり300円、10分で施工できる凄技コーティング、洗車機との相性も抜群『CCウォーターゴールド』が選ばれる理由PR
  2. タイヤブランドGTラジアルよりオールシーズンタイヤ「4シーズンズ」発売
  3. ホンダ『イエ GTコンセプト』が初公開、4ドアクーぺEVで中国トレンドに真っ向勝負…北京モーターショー2024
  4. ニュルブルクリンクで試験中を捕捉!! トヨタ・スープラの最高峰「GRMN」
  5. ホンダ ヴェゼル 改良新型、純正アクセサリーで“自分らしさ”を表現する
  6. 疲れ知らずのドライビング体験!シート交換がもたらす快適性の秘密~カスタムHOW TO~
  7. ディフェンダー 最強モデル「OCTA」、V8ツインターボ搭載…7月発表へ
  8. マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
  9. スバルとスカイラインにフィーチャー…第4回アリオ上尾 昭和平成オールドカー展示会
  10. BMWの4ドアクーペEV『i4』、改良新型は表情変化…北京モーターショー2024
ランキングをもっと見る