【マツダ ベリーサ試乗】その3…乗ると実感できる質感の高さ

自動車 ニューモデル 新型車
【マツダ ベリーサ試乗】その3…乗ると実感できる質感の高さ
【マツダ ベリーサ試乗】その3…乗ると実感できる質感の高さ 全 4 枚 拡大写真

『ベリーサ』がもっとも『デミオ』と差別化を図ろうとしてる点が、質感の高さだ。エクステリアではマツダのデザインコンセプトでもあった、5角形のグリルは小さく控えめなデザインとし、モダンなデザインに仕上げている。

インテリアではシルバーパネルの色合いを、落ち着いたダーク調に変更しシックな雰囲気に仕上げている。また、レザーパッケージで用意されている木目調パネルやハーフレザーのシートも落ち着いた色合いにまとめられており、肌触りもよい。

とくにレザーと木目調のコンビステアリングはグリップ部分に適度な太さがあり、見た目の高級感もさることながら操作感もよい。ハーフレザーシートも座面やバックレストにはファブリックを採用しているので滑りやムレを感じることもなかった。さらにこのシートはレザーの使用部分を控えることで価格を抑えられるメリットもある。レザーパッケージは9.45万円高となるが、選んで損はないオプションといえるだろう。

シートはアテンザに採用されるふたクラス上のシート骨格を採用しており、座った瞬間にシートのシッカリとした感触が伝わってくる。クッション厚も多めで作られていて、サイズにもゆとりがあり、長時間のドライブでも疲れにくいはずだ。

フロントウインドがデミオと比べ立ち気味になるので、室内の開放感も高く後席に乗っていても窮屈に感じられない。リアシートのスライドやアレンジではデミオのほうが優れているが、居住性はベリーサのほうに分がありそうだ。『ベリーサ』そういったクルマの本質部分にこだわり作られたコンパクトカーなのだ。(つづく)

《岡島裕二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ株主総会で三部社長「完全否定ではない」日産との経営統合に“未練”[新聞ウォッチ]
  2. トヨタ『プリウスPHEV』、黒が冴える「ナイトシェード」設定
  3. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  4. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  5. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る