【ホンダ エディックス試乗】その3…チョット変わった運転感覚

自動車 ニューモデル 新型車
【ホンダ エディックス試乗】その3…チョット変わった運転感覚
【ホンダ エディックス試乗】その3…チョット変わった運転感覚 全 6 枚 拡大写真

ホンダから発売された3席×2列シートミニバンの『エディックス』。ワイドトレッドを採用し、前席に3人掛けとしているために運転感覚はチョット変わったものになっている。

運転席に短時間座っただけではわからないと思うが、多少長い時間運転していると、ドライバーが右側に追いやられていることに気が付く。これは中央にも座席スペースを設けるために、運転席を若干右側に寄せているためだ。とくに支障はないのだが、右ドアのスレスレに座っているような感じで、対向車とすれ違うときにも距離感が近く思えてしまうときがあった。

また、全幅に関してもオデッセイなどとほぼ同じ1795mmではあるものの、ドライバーが右側に寄っているために、そのぶん左端が遠く感じ数値以上に大きなサイズ感を与えている。

もちろん、これらは慣れの問題で解決されることだとは思うが、実際に試乗する際には、確認しておきたいポイントのひとつだ。

そして、エディックスのポイントでもある前席中央の座り心地は、「予想以上に使えるシート」というのが率直な感想。シートを後ろにスライドさせればレッグスペースが生まれ、足を前に投げ出すように座れば窮屈な感じはしない。さすがにヨコ方向には余裕がないので、肩幅のある男性は厳しいとは思うが、女性や小学校高学年程度の子供なら長時間の使用に耐えるものだろう。

もっとも有効な使いかたは、チャイルドシートを固定して、子供を座らすことだろう。運転席から近くに子供を乗せることができるので、信号待ちなどのちょっとした停止時間でも子供のようすがわかる。ともあれ『エディックス』の中央席は子供にとっては特等席であることは間違いない。中央に座るのでクルマのロールに対しての揺れが少ないのも、子供を乗せる際のメリットだ。

クルマのパッケージの場合、どこかにスペースを求めれば、どこかが犠牲になってしまうのは止むを得ないこと。新たなパッケージングに挑戦したエディックスも、運転感覚は普通のミニバンとは多少違ったものになっているが、それと引き換えにユニークな一席を確保することに成功したといってよいだろう。

《岡島裕二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 軽オープンスポーツカー、2代目ダイハツ『コペン』が誕生!!
  2. ランドローバーが『ベイビーディフェンダー』発売ってほんと? これが市販デザインだ!
  3. 「さすが俺達の日産技術陣!」日産の新型EVセダン『N7』にSNS反応、「カッコ良すぎないか」などデザイン評価
  4. ヤマハの125ccスクーター『NMAX 125 Tech MAX』が世界的デザイン賞、ヤマハとしては14年連続受賞
  5. ゴミ回収箱に人が入ることは予見不能
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. トヨタ「GRファクトリー」の意味…モータースポーツのクルマづくりを生産現場で実現【池田直渡の着眼大局】
  2. “走る巨大バッテリー”の実力! BEV+家電は悪天候でも快適に遊べる組み合わせだった
  3. BYDが「軽EV」の日本導入を正式発表、2026年後半に
  4. EVシフトの大減速、COP消滅の危機…2024年を振り返りこの先を考える 【池田直渡の着眼大局】
  5. 住友ゴム、タイヤ製造に水素活用…年間1000トンのCO2削減へ
ランキングをもっと見る