【新聞ウォッチ】原油、過去最高値を連日更新…ガソリン再値上げも

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2004年8月16日付

●奥田・トヨタ会長なぜ「全休」? 文科省教育懇(読売・28面)

●「ETC普及は車購入時カギ」中古車会社調査(朝日・7面)

●フェラーリ6連覇、M・シューマッハー優勝、佐藤6位 F1レース、ハンガリーGP(朝日・23面)

●思い出いっぱいUターンピーク(毎日・27面)

●原油高、不安心理で増幅、年末なお40ドルの声(日経・1面)

●中小型・低燃費車、タイが税率下げ普及後押し(日経・6面)

●車部品、植物素材を倍増、アラコ、ボディーにも活用(日経・9面)

ひとくちコメント

きょうの日経を除く各紙のトップは「北島、100平泳ぎで金、柔道、内柴も金、横沢は銀」などと、アテネ五輪の速報報道。

そんな中で日経は、「原油高不安心理で増幅、年末なお40ドルの声」と言うタイトルで、原油が過去最高値を連日更新しており、「中国の原油需要が急増する一方で、産油国の生産余力は急低下。地政学リスクやロシアの減産懸念も重なって供給不安が高まり、需給の実態から乖離した高騰を増幅している」と報じている。 

石油輸出国機構(OPEC)が生産能力拡大に動き出し、加盟11カ国の生産能力は年末に100万バレル増え約3250万バレルに達するとみられる一方、暖房需要のピークを迎える年末の需要は現在より200万バレル増える可能性があり、安定供給に必要な余力300万バレルを大幅に下回る綱渡りが続くとみている。

15日付けの読売なども「原油価格が歴史的な高値水準にあることで、9月以降のガソリン価格への影響は避けられない見通し」と報じている。ただ、石油関係者の話によると、軽油がダブついて需給バランスが崩れているとも言う。このままガソリン価格が高騰すれば、ディーゼル車の存在も無視できない。

《福田俊之》

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