【新聞ウォッチ】三菱自動車株下落の恐れ、JPモルガンが普通株に転換

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2004年8月17日付

●国内生産能力トヨタ増強へ 2006年370万台に(読売・1面)

●新社長デビュー:三菱自動車多賀谷秀保氏、信頼の回復を最優先に(読売・8面)

●三菱自動車の優先株を一部普通株に転換、JPモルガン(読売・8面)

●03年度自動車税、徴収率、東京都が全国8位、かつて最下位、対策効く(朝日・27面)

●ピックアップバイク続々、ホンダ、ヤマハが新車、商用一新荷台付、低迷二輪商戦に一石(毎日・10面)

●軽自動車普及28年連続増加、100世帯当たり44.7台(毎日・10面)

●来月末にも公道試験、次世代燃料トラック(産経・6面)

●中国、4ヶ月ぶり増、乗用車販売(日経・7面)

●エタノール混合ガソリン、石油元売り実証実験 来年六ヶ所で安全性見極め(日経・9面)

●販売奨励金、一台ごとに、三菱自動車 系列販社を支援、小型・普通車・最低5万円(日経・11面)

ひとくちコメント

“お盆休み”中は目立たなかった三菱自動車関連の記事が再び紙面をにぎわす気配である。きょうの日経が「三菱系列の販社を支援するため、販売奨励金の支給方法を見直した」と報じたほか、読売はシリーズの「新社長デビュー」で三菱自動車の多賀谷秀保社長を取り上げている。

また、米JPモルガン向けに発行した優先株の一部が、普通株に転換されていたことなどを毎日など各紙が伝えている。三菱は7月15日までに再建に向けた資金として、総額4960億円の第三者割当増資を実施し、このうちJPモルガンに対しては普通株に転換可能な優先株1260億円を発行。

記事では1株あたりの転換価格や転換株数は明らかにしていないが、「今後転換が進めば普通株の増加により株式市場での需給が悪化し、株価の下落要因になる恐れもある」(毎日)と警告している。

一部の投資家の間では、「50円を切ったらカイ」との見方もあるが、50円でも下げ止まるのかどうかもわからない。

《福田俊之》

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