ETC利用者の84%が「次のクルマも装着」…ガリバー調べ

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クルマ流通に関して調査を行っているガリバー自動車流通研究所は、ETCについて意識調査の結果を発表した。それによると、言いたいことはあるにしても、次の乗換えでもETCを装着するというETC利用者が84%もいることがわかった。

ETCに対する認知度は94%と非常に高い数値(日本自動車工業会調べ)を示し、ETC車載器の普及状況は7月末で累計約340万台に達している。その一方で、1日の利用状況は全国平均で約148万台と全体の19.3%しか利用していない。

ETC利用者に感想を聞いたところ、ETCを使って良かったことの第1位は、「スムーズな料金所の通過」で過半数の55%を占めていた。続いて「割引制度」、「渋滞での優越感」の順番で並んでいる。ETCはドライバーのストレスを軽減する効果があることが分かる。

いっぽう悪かった点は、「専用レーンが少ないこと」「料金所をスムーズに通れない」といったことがあげられている。また、フリーコメントを見ると、「ゲートが開かないのでは?」と言った不安要素などがあげられ、ETCは細かい問題点を抱えているようだ。

また、ETC利用者の84%が、「次に乗り換えるときにもETCを装着したい」という回答をした。その理由としては、「ETCが便利だから」「料金所をストレスなく通過できる」というメリットがあげられている。また、高額ハイウェイカードがなくなった今、高額ハイウェイカード並の割引を受けることができるのは、ETCのみになったことも大きい。

ETCの普及率をアップさせるには、クルマの乗換えがポイントのようだ。ETCの購入動機を調べると、以前は「料金所の支払い」が48%だったが、ここ最近に装着した利用者の動機を見ると、それは32.1%にまで減少、代わって「機器本体の値下げ」「店員のススメ」などが理由に挙がってきた。

また、「クルマの買い換え」時に同時に取り付けた利用者が、以前は8%だったのに対して、ここ最近では15.4%と割合と高めている。

《編集部》

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