【新聞ウォッチ】読売の社説、リサイクル法の問題点を指摘

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2004年8月23日付

●社説:車リサイクル 懸念すべき問題が多すぎる(読売・3面)

●逆走車衝突、4人が死亡、浜松の国道(朝日・35面)

●WRC盛り上げに一役、レプリカカーで都心をパレード(毎日・26面)

●働く女性が支持、軽自動車快走/過去最高、100世帯当たり44.7台(産経・27面)

●核心:解明険しい三菱ふそう隠ぺい、カギ握る「交換部品」記録(東京・3面)

●経営の視点:他人事でない「三菱自動車事件」「作文」に潜む機能不全の芽(日経・11面)

●住友ゴム工業、タイヤ増産へ追加投資(日経・11面)

ひとくちコメント

未明の女子マラソンで野口みずき選手が金メダル。予想を超える日本人選手の活躍ぶりが目立つアテネ五輪である。今週も睡眠不足の1週間が始まったが、新聞各紙は五輪報道一色で、“時差ボケ”を吹き飛ばしてくれるような特ダネ記事は見当たらない。

そんな中で自動車の団体関係者らにとっては、ちょっぴり刺激的な「社説」をきょうの読売が取り上げている。テーマは「車リサイクル」。

「自動車リサイクル法」が、来年1月から施行されるが、社説では「懸念すべき問題点が多い」として、「ユーザーが支払う巨額のリサイクル資金を預かる財団法人の組織のあり方や運営、資金の管理・運用などが、極めて不透明だからだ」と指摘している。

しかも、監督官庁の経産、環境両省は、資金管理法人に強い影響力を持ち、資金管理法人が、官僚の新たな天下り先になる可能性があり、不祥事の温床になる恐れもあると強調。「ユーザーから巨額の資金を徴収する以上、不透明な管理・運用を許さない、制度的保証が不可欠である」と結んでいる。

《福田俊之》

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