県教委から県警に派遣された課長補佐、飲酒要因の当て逃げ

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群馬県警は24日、高崎市内の県道で酒気帯び要因による当て逃げ事故を起こしたとして、群馬県から群馬県警に派遣され、県警本部・少年課少年育成センター所長補佐職にある50歳の男を道路交通法違反(酒気帯び運転、事故不申告)容疑で逮捕した。

群馬県警・高崎署によると、問題の事故は24日未明に起きた。同日の午前3時35分ごろ、高崎市寺尾町付近の県道で乗用車が緩やかなカーブを曲がりきれずに逸脱し、道路脇の電柱や駐車車両などと次々に接触するという事故を起こした。

事故直後、乗用車はそのまま逃走。クルマを破壊される被害を受けた所有者が当て逃げ事故として警察に届け出た。

同署が現場検証を行ったところ、事故現場から容疑車両のものとみられるナンパープレートを回収。後の調べでこれが群馬県教育委員会から県警本部・少年課に派遣され、少年育成センター所長補佐職にある50歳の男が所有するクルマのものであることが判明した。

同署員はこの男の自宅を訪れ、任意で事情を聞いたところ当て逃げの事実を大筋で認めた。また、呼気からは酒気帯び相当量のアルコールを検出。自宅まで乗って帰ってきたクルマにも事故の痕跡を確認した。

男は翌朝から事故によって生じたケガの治療を受け、夕方までに道交法違反容疑で逮捕されている。

男は群馬県・義務教育課で課長補佐職にあったが、今年4月から少年育成センター所長補佐を併任するかたちで県教委から県警本部に派遣。少年非行の防止に関する調査と研究を行っていた。

県教委では「社会的に影響の大きい事件を引き起こしたことは誠に遺憾。事実に基づいて厳正な対応をしていきたい」とのコメントを発表している。

《石田真一》

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