マーキュリーがフェイスリフト…でも代わり映えは?

自動車 ビジネス 企業動向
マーキュリーがフェイスリフト…でも代わり映えは?
マーキュリーがフェイスリフト…でも代わり映えは? 全 3 枚 拡大写真

フォードでは、マーキュリーのブランド強化のため、新しい「顔」でここ10年で最大の広告キャンペーンを開始した。

しかしフォードにとってマーキュリーは特色を打ち出せずにいるブランドで、エントリーモデルからSUVまでを揃え、「クロームメッキの多いだけのフォード」とまで呼ばれている。

マーキュリーのセールスは昨年23%も落ち込み、今年に入っても回復していない。フォードでは今年の秋に登場する『マリナー』SUV、『モンテゴ』セダン、06年モデルで投入される若者向きの『ミラン』セダンなどでの盛り返しを図っている。

特に力が入っているのはインターネットによるキャンペーンで、昨年10月にオープンしたマーキュリーウェブサイトではトータルなライフスタイルアプローチで消費者の嗜好に訴えている。

しかし、CNWマーケティング・リサーチ社が行った調査によると、消費者は「自分がマーキュリーを購入することを考える年齢」として挙げたのは平均で46才、GMのキャデラックが25才だったことを考えると、「年をとって乗る車」というイメージが強いことが分かる。

すでに今年に入り9億ドル以上の広告料を使っているマーキュリーだが、セールス復活は厳しそうだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  3. これで公道走行可能だと? BMW『M2 トラック・パッケージ』がニュルに出現!
  4. 「衝撃の価格」中国メーカーの大型3列シートSUVが話題に!「むしろ経営が心配」の声も
  5. 「復活まじうれし!」「全色欲しい」新型スズキ『GSX-R1000』発表に、SNSは話題沸騰!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る