フォードが、小型EV『Th!nk』をスクラップにしようとしたら…

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フォードが、小型EV『Th!nk』をスクラップにしようとしたら…
フォードが、小型EV『Th!nk』をスクラップにしようとしたら… 全 2 枚 拡大写真

小型EV『Th!nk』(シンク)400台をスクラップにする計画を建てていた米フォードは、環境保護団体の抗議を受けて、廃車の方針を撤回せざるをえなくなった。

Th!nkプロジェクトは、フォードがノルウェーの会社を買収して始まったものだが、電気自動車よりもハイブリッドの方が効率が良いことがわかり、2002年に事業撤退を発表。そしてこの8月には実用されていた400台をスクラップにする計画だった。

ところがノルウェーのエルビル・ノルゲ(Elbil Norge)社が、この400台を買い取り中古車として販売したいと米フォードに申し入れた。買い取り総額提示は100万ドル(1億3000万円)で、1億ドル(130億円)以上をTh!nkに投じた米フォードにとっては、すずめの涙ほどの金額にすぎない。

この申し入れを無視したフォードは、400台のTh!nkをスクラップにしようとしていたが、サンフランシスコやノルウェーのオスロで、環境保護団体による抗議を受けたことから、廃車計画を延期せざるをえなくなった。

15日に、最終的な計画を発表する予定だが、中古車として売却される可能性が高いという。

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