ミシガン州、トヨタの誘致が難航

自動車 ビジネス 企業動向

トヨタがミシガン州にテクニカルセンターの拡大計画を立て、地元では失業率の低下にもつながる、と大歓迎なのだが、思わぬ伏兵のため用地買収が難航している。

ミシガン州が売却に出している690エーカーの土地をめぐり、地元の住宅建設業者がトヨタよりもはるかに高い入札額を提示したためだ。トヨタの提示額は900万ドルであるのに対し、住宅建設業者が提示したのは2500万ドル以上。

しかしトヨタを誘致すれば地場産業の発展につながり、州の土地管理局はどちらとも決めかねて入札が不成立となった。

トヨタの工場拡大に積極的なジェニファー・グランホルム知事は、土地をトヨタに売却するよう、州議員に産業誘致法案の成立を呼び掛けている。

知事は、「トヨタが工場を拡大すればミシガン州民にとって大きな就職の機会となる」とコメント、ミシガン州の未来のためにも目先の利益よりも長い目で見た投資を考える様呼び掛けている。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「デザイナー天才」とSNSで話題! 熱帯雨林モチーフのポルシェ“オセロット”発表「内装の作り込みがすごい」
  2. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…土曜ニュースランキング
  3. 三菱の新型SUV『デスティネーター』、最高の安全性評価…ASEAN NCAP
  4. 「カッコ良すぎて気絶しかけた」トヨタ『ハイラックス』新型発表に歓喜の声、日本発売にも「素晴らしい!」
  5. 「3つの味」が選べる新型トヨタ『RAV4』日本仕様が一般公開! 2025年度内発売へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る