中国初となる上海GP開催を今月に控え、中国で生まれ育ったドライバーとしてチェン・コンフーが史上初めてF1マシンに乗った。チェコのブルノ・サーキットで行われたマクラーレンのデモンストレーションに参加したコンフーは「MP4-17D」で5ラップを走行。
「ウェスト・マクラーレン・メルセデスをガレージから出発させた瞬間は、僕の人生でも最もエキサイティングな瞬間だった。物心が付いたことからF1マシンに乗るのが僕の夢だった。がっかりすることなど一つもなかった」とコンフー。
「僕が普段乗っているフォーミュラ・ルノーからは飛躍的なステップアップ。主な違いは二つあって、まずはその巨大なパワー、そしてコーナーを限界で攻められる驚異的なグリップ力。僕にとってはまるで夢のような経験。この機会を持てたことを嬉しく思う」
昨年12月に同じく中国人のホン・ピー・タンがウィリアムズでF1マシンを経験しているが、彼はオランダで育っている。