損保ジャパン、「事故目撃情報収集費用」特約

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損害保険ジャパン(損保ジャパン)は、自動車保険『ONE-do』に、ひき逃げ事故などで目撃者探しを行うために支出した費用の一部補填や、盗難事件の発生以後に再発防止を目的に警報装置などを設置した費用の補填を行うなどの特約を設定した。

これは14日に同社が発表したもの。2005年1月1日以降の保険開始契約からこれを発売する。

ONE-doは契約者のニーズに合わせ、補償内容の選択を可能とした「ニーズ細分型補償」を特徴とした自動車保険商品。トピックとなるのは業界初となる「人身被害事故目撃情報収集費用等担保特約」が含まれていること。

これは保険契約者がひき逃げ事故や犯罪被害事故に巻き込まれた場合、その事故に関する目撃者集めなどに要する費用(配布用のチラシやポスター、看板の設置費用)を1事故・1被害者につき100万円を上限に実費を支払うというもの。

捜索費用という観点から支出がなされるもので、目撃者や容疑者逮捕に結びつく情報提供者に支出されるような“賞金”は含まれないようだ。

また、車両盗難被害に遭った契約者が同様の被害発生を防ぐ目的で、車両に警報装置などを設置したり、自宅やクルマのドアロック交換費用。GPSシステムによる盗難車両追跡に要した費用を補填する目的の「盗難・車上狙い再発防止等費用担保特約」も新設される。

さらにはこれまで「相手側の過失100%」のときには、契約者自身が支出せざるを得なかった損害賠償請求を目的とした弁護士費用や法律相談費用を一部補填する「弁護士費用等担保特約」も合わせて設定されている。

同社ではこれらの特約を設定することで、ONE-doの契約者増を狙うとしている。

《石田真一》

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