泥酔ドライバーに逮捕を妨害する男、現場が大混乱

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20日、泥酔状態でクルマを運転して事故を起こした女を道路交通法違反で逮捕しようとした際、この女の知人の男がパトカーの車体を蹴るなどしたため、公務執行妨害の現行犯で逮捕するという事件が起きた。2人はともかなり酒に酔っていたという。

神奈川県警・横須賀署によると、事件が起きたのは20日の午前3時55分ごろ。横須賀市大滝町2丁目付近の県道で、信号待ちをしていた56歳女性の運転する軽自動車に対し、後続の乗用車がほとんど減速しないまま追突した。

後続のクルマを運転していた33歳の女は一目で泥酔しているとわかるような状態で、通報を受けて現場に駆けつけた同署員がアルコール検知を行って、呼気に含まれるアルコール量の特定を行おうとした。

ところが女は「私は酔ってなんかいない」とこれを強固に拒否した。このため、同署員は女を道交法違反(アルコール検知拒否)の現行犯で逮捕し、パトカーに乗せて連行しようとした。

ここでも女は大暴れしたが、直後に駆けつけた22歳の男がこれに加勢。パトカーの窓を叩いたり、車体に蹴りを入れるなど大暴れを繰り返した。このため警察では男を公務執行妨害の現行犯で逮捕している。

逮捕された2人は飲み友達で、男は女から助けを求める電話を受けて現場に急行したらしい。

ともに泥酔状態で女は「酒に酔っていないし、事故のことはわからない」と容疑を全面的に否認。男も「どうして自分が逮捕されるのかわからない。納得できる説明をしろ」と繰り返しているようだ。

これに対し、同署では「飲酒運転による事故は確実だし、パトカー破壊を試みた男の容疑も揺らがない。両方とも酒に酔っていたからという理由だけでは済まされない」として、2人を送検する方針。

《石田真一》

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