BMW『1シリーズ』では全車にランフラットタイヤが標準装着されている。万が一パンクしても、安全に停止できる場所までそのまま走り続けることができるという優れモノだ。
BMWによると、タイヤが破裂してパンクするケース(バースト)は多発しておらず、大半のケースではゆっくりとしたペースで空気圧が減っていることに気がつかずに走行を続けた結果、タイヤが摩擦で損傷するケースだという。
1シリーズではランフラットタイヤを装着するだけではなく、タイヤの空気圧センサーを備えており、これはオンボードディスプレーのメニューを呼び出すだけでドライバーはいつでも確認できる。
ランフラットタイヤの供給メーカーは、ブリヂストン、ミシュラン、ダンロップの3社から供給されている。タイヤメーカーのチョイスはできないが、各メーカーともBMWの仕様に則って製造しており、サイドにBMW認定を示す星印が刻印されている。
仕様が決まっているだけに、メーカー違いによる差もほとんど生じていない。このあたりは「どれが装着されているかお楽しみ」ぐらいに考えればよいだろう。