【ホンダ・インテグラ速報】その3…レース仕様を通じて、新型タイプRの狙いドコロ再認識

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【ホンダ・インテグラ速報】その3…レース仕様を通じて、新型タイプRの狙いドコロ再認識
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舞台はかわって、栃木県宇都宮市郊外、ホンダ栃木研究所テストコース。ショートロードコースで、ワンメイクレース仕様インテグラに乗った。

室内は簡素化され、マフラーからもレーシーサウンドが炸裂! 軽量化されていて、加速&ブレーキング性能は上がっている。が、ボディ全体の動きがどこかヤンワリ(頑丈なロールゲージ完備ながらも)し過ぎている印象。対して、市販車インテグラ『タイプR』に乗ると……。動きに“キレ”がある。レース仕様車よりも、ガッシリしている。が、ボディ全体のしなやかさを感じる。4輪のロードホールディング性のよさが、ステアリングを握る手のひらに確実にフィードバックされる。運動特性全体のレベル(ドライバビリティ)は、レース仕様より“上”だ。

で、再び登場の担当エンジニア氏。「(市販車のほうが)ボディ全体をサスペンション、としたコンセプトがうまく作動しているのでしょう。それから……、エンジンの音、どう思われましたか?」と私に逆質問。そういえば、以前のモデルよりエンジン音が澄んでいるように思えるが……。カムプロフィールが変わった? ECUのセッティング? サイレンサー(マフラー側)の新規設定?「いいえ、エンジンもサイレンサーも前モデルと同じです。車内へ進入する音にこだわりました」という。耳障りの悪い周波数帯を見事にカット。なんとも上質なVTECサウンドを完成させたのだ。

ホンダ・レーシングスピリットの代名詞“タイプR”。これまでは、「乗り手を選ぶ」存在だったが、より間口が広がった印象だ。これなら、通勤・通学時に気軽に楽しく乗れる。インテグラで始まった新“タイプR”戦略。今後はシビック、そしてアコード・ユーロRへも確実に影響が及びそうだ。

《桃田健史》

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