【新聞ウォッチ】三菱自動車、全面広告で「お詫びをさせて下さい」

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2004年9月27日付

●無償資金協力 三菱締め出しへ、ODA指針改訂、政府処分企業を除外(読売・1面)

●企業イメージアップだ、F1上海、トヨタ、ホンダがPR(読売・6面)

●三菱自欠陥母子死傷、元部長、無罪主張へ「事故の予見、不可能」(朝日・39面)

●F1 中国GP 琢磨猛追6位、バリチェロ「初代王者」(産経・27面)

●巨人軍の元マスコットガール、事故装い保険金詐欺(産経・31面)

ひとくちコメント

「お詫びをさせて下さい」……。経営再建中の三菱自動車がこんなコピーを綴った全面広告をきょうの全紙に掲載している。

「毎日、みなさまから、厳しいお叱りの言葉をいただいています」「もう一度信頼される自動車会社になるために、私たち三菱自動車が何を始めているのかについて、今日と明日の二日間、みなさまにご報告させて下さい」と前文で記した上で、過去の「リコール隠し」事件に対する内部調査の内容とリコール対象車の無償修理などを紙面を通じて呼びかけている。

明日は、「どんな取り組みを始めたかについて」も、同じ紙面で具体的に報告するという。

不祥事を起こした企業が”お詫び広告”を新聞紙面などに載せることはよくある。しかし、2日間にわたって全面広告を掲載するケースはあまりみられない。

29日に予定されている臨時株主総会を意識した“総会対策”の一環とも読み取れるが、読者の立場からすれば「どうぞ、ご勝手に……」と言わざるを得ない。

《福田俊之》

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