日産ディーゼル、排ガス対策「尿素SCR」を実用化

エコカー 燃費

日産ディーゼル工業は7日、尿素水でNOx(窒素酸化物)を削減する「尿素SCR」(選択還元型NOx触媒)の実用化したと発表した。

超高圧燃料噴射装置と組み合わせたシステムにより、ディーゼル車の新長期排ガス規制(2005年10月実施)に適合した大型トラックを11月に発売する。

尿素SCRシステムは、ダイムラークライスラーやボルボなど欧州の大型トラックメーカーも開発を進めているが、日産ディーゼルは世界の先陣を切って商品化する。また、国内の大型トラック4社で新長期規制への適合車発売を表明するのも同社が初となる。

日産ディーゼルはこのシステムを「FLENDS」と名付けている。尿素SCRは、濃度32.5%の尿素水を排ガス触媒に添加することでNOxを大幅に削減する技術。

また、今回採用する超高圧燃料噴射のインジェクションは、コモンレール式噴射装置を上回る高圧噴射を可能にし、PM(粒子状物質)の削減につなげている。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. そのホイール、何年使ってる? 知られざるアルミホイールの寿命と見極め術~カスタムHOW TO~
  2. ファン必見!『ミニGSX-R』は1000台注文あれば販売される!?「鈴鹿8耐」最注目の“スズキの隠し球”
  3. ダンロップのオールシーズンタイヤが安く買えるようになる?…独占禁止法の疑い
  4. 2人乗りの特別なトヨタ『シエンタ』登場に「日本一周したい」「こういうの欲しかったんだよ」など反響
  5. フォード『ブロンコ』が60周年、初代をオマージュした記念パッケージが登場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る