【東京モーターショー04】ダイハツFRC…スワットが隠れていそう

自動車 ニューモデル モーターショー
【東京モーターショー04】ダイハツFRC…スワットが隠れていそう
【東京モーターショー04】ダイハツFRC…スワットが隠れていそう 全 7 枚 拡大写真

東京モーターショー(11月2日−7日、千葉・幕張メッセ)にコンセプトカーとして出品される『FRC』(Future Reformed Compact Cargo)は、『ハイゼット』のFRシャシーがベースの軽自動車カーゴ。

【画像全7枚】

宅配便の配送車のニーズに対応するために発想されたユニークなクルマだ。一見して広い荷室は長さ1860mmもあり、リヤタイヤを185/55R10の専用小径タイヤとすることで完全なフラットフロアを実現。軽自動車最大の荷室容量を確保している。

ユニークなのはシートのレイアウト。乗車定員は2名だが、基本的には1名で乗車することを想定してベンチシートを小型化し、運転席をやや中央に寄せている。そして左右に広い隙間を設けることで、そこから荷室へのウォークインを可能にしている。シート自体も左右に90度まで回転するので乗降性にも優れている。

FRレイアウトのエンジンは、ちょうどシートの下に収まるようになっており、エンジンフードの上にシートのクッションが乗っている感じだ。そうすることで、シートスペース以外は完全なフラットフロアを実現している。

荷室のフロア高は450ミリと低いので、バイクなどの大きなモノを積み込むのにも適している。荷室には、あえて男っぽさをアピールするために、フロント用のスペアタイヤがむき出しに置かれているのもユニークだ。

FRCの開発を担当したダイハツ工業製品企画部主担当員 稲岡利春氏は「FRCは宅配便業者のニーズに合わせて作られたクルマです。FFCが女性を意識して作られているのに対し、FRCは男らしいカーゴを目指しました。スワット(特殊部隊)が、ここに隠れているようなイメージです」とコメント。

ハイゼットのFRシャシーの一部を利用はしているものの、スタイルや個別の部品はコンセプトカーの域を脱してはいないので、市販を前提としたクルマではないだろう。でも、こんな軽カーゴが本当にあったら面白そうだ。

《岡島裕二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. スクーターに求めるのは日常か、非日常か? “個性つよつよ”な2台、ヤマハ『NMAX155』とホンダ『ADV160』を徹底比較!
  3. 話題の日産の新型セダン『N7』がお目見え! 日本導入に期待せざるを得ない…ジャパンモビリティショー2025
  4. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  5. シトロエンの超小型EV『アミ』、初のマットブラック仕様「ダークサイド」登場…約157万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る