アラブ首長国連邦のひとつドバイは、「チーム・ドバイF1」という名称で、2006年からF1に参戦することをあきらかにした。シャシーの開発にはマクラーレンの協力を得るほか、メルセデスベンツからエンジンの供給を受ける。
チーム・ドバイF1を設立するのは、ドバイの王族でエミレーツ航空の会長でもあるシェイク・アーメド・ビン・ザイード・アル・マクトゥーム(Sheikh Ahmed bin Saeed Al Maktoum)氏。同氏は、資金難に陥っているF1チーム、ジョーダンの買収を検討し、一時は、買収交渉がまとまったとの観測も流れていた。
しかしドバイ側は、さまざまな可能性を検討した結果、自分たちでチームを設立した方がメリットが大きいと判断した。この結果、エディ・ジョーダンはふたたび新たな買収先を探さなければならなくなった。