【東京モーターショー04】ダイハツ タント「フロアリフト」
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通常のこのようなタイプのクルマは、スロープを使って車内に乗り込むが、タント・フロアリフトの場合は、後席フロアが地面ギリギリの水平位置まで下降してくるので、傾斜を登ることなく簡単に乗り込むことができる。
乗り込んだ後は電動のリフトによって、ドライバーとほぼ同じ目線の高さまで上昇して、固定される。後席のスペースは車いす1名分だけにしているために室内は広く、タントは室内高にも余裕があるので、車いすで乗り込んでも狭さは感じないだろう。
車いすが収まるスペースにも、専用のエアコン吹き出し口やカップホルダーが用意されており、快適性は高そうだ。
現在はスロープで乗り込むタイプをタントベースで市販しているが、フロアの自動昇降タイプは市販されていない。今回の東京モーターショーに出品されるタント・フロアリフトも参考出品車となる。福祉車両の需要が高まる中、このような上級モデルの開発も着実に進んでいるのだ。
《岡島裕二》