青森市バス、ドアに挟んで高齢者を引きずる

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17日、青森県青森市内で、青森市営バスの運行する路線バスが、前部のドアから降車しようとしていた84歳女性の腕を挟んだまま発進し、この女性を約10mに渡って引きずる状態となった。女性は軽傷を負っている。

青森県警・青森署によると、事故が起きたのは17日の午後1時50分ごろで、事故を起こしたバスは、青森観光物産館・アスパムから浅虫水族館に向かっていた青森市営バスの路線バス。

青森市浅虫蛍谷付近の国道4号線にある「ゆ〜さ浅虫前」バス停で84歳の女性が前部のドアから降車していたところ、57歳の運転手がこれを見落としてドアを閉め、そのまま発進した。

女性は左腕を折り畳み式ドアに挟まれ、約10mに渡って引きずられたが、自分の体を保持するのに必至で運転手に異変を知らせることができなかったようだ。

女性が車外にぶらさがっていることに気がついた後続車の運転者がクラクションを連打。これに異変を感じた運転手がサイドミラーを見ようと左側に視線を振った際、女性がドア外にいることにようやく気づいて急停車した。

女性は左腕に軽傷を負っているが、命に別状はない。

警察では業務上過失傷害容疑で事情を聞いているが、取り調べに対してバスの運転手は「女性が降車していることを確認せず、ドアを閉めてしまった。安全確認に怠りがあったと言われても仕方ない」などと供述している。

《石田真一》

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