【スマート フォーフォー 試乗】その2 4座になってもスマートらしさは不変…小沢コージ

自動車 ニューモデル 新型車
【スマート フォーフォー 試乗】その2 4座になってもスマートらしさは不変…小沢コージ
【スマート フォーフォー 試乗】その2 4座になってもスマートらしさは不変…小沢コージ 全 6 枚 拡大写真

というわけでインプレをば。こっちも『コルト』とは全然違いました。じつは俺、2人乗りのスマート『K』持ってますんで、スマートの乗り味にはうるさいんですね。正直、4人乗りは認めたくないんですが、これが案外…いい。

まず驚いたのがボディ剛性。やはり独得のトリディオンセーフティセルの効果でしょう。不思議な軽さと高剛性が共存してます。乗り心地はハッキリいって固めなんだけど、ボディ剛性のおかげで不快感がない。硬い殻に守られた感じとでもいいましょうか。

ハンドリングの感触も独特だ。スマートKも直接タイヤを手で触ってるような、ソリッドさを感じるが、『フォーフォー』にもそれが残ってる。2人乗りに比べ、多少マイルドにはなってるんだけど、ほぼ1トンという軽い車重もあって、やっぱ独得にオモチャっぽい。しっかりしているけど妙に軽い。クルマ全体が硬質なプラスチックでできたクルマみたいな…。

エンジンも独得だ。スマートKはチャリチャリと結構、メカニカル音が無神経に入ってくるんだけど、フォーフォーも同じ。しかもそれが嫌みじゃない。これぞスマートなのだ。

ドアの開閉音もそう。「バン」ではなく「カチャリ」。オモチャっぽくてカワイイ。

賛否両論なのはインテリアだろうなぁ。ドアノブの感触、スイッチの感触はこれまたプラスティッキーでスマートらしいが、色使い、造形があまりオシャレでない。ちょっと中途半端なんじゃないの〜。

いっぽう、確実によくなったのがギアボックスだ。じつはコイツ、コルト同様、フツーのCVTだったらどうしようかと思ってたのだが、独自の6速セミオートマを採用。MTベースゆえ、多少シフトショックは残ってるがかなりよくなってる。これまたほどよいオモチャっぽさを感じさせます。

ってなわけで割と満足、スマートフォーフォー。正直、4人乗りでコンサバ寄りになっちゃった感じもするけど、個性もじゅうぶん残ってる。認めてもよいかな〜って感じです。

《小沢コージ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  3. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  4. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る