【東京モーターショー04】日野といすゞは新長期での尿素SCR見送り

自動車 ニューモデル モーターショー
【東京モーターショー04】日野といすゞは新長期での尿素SCR見送り
【東京モーターショー04】日野といすゞは新長期での尿素SCR見送り 全 1 枚 拡大写真

トラック4社は、2005年10月に迫ったディーゼル車の「新長期排ガス規制」への対応技術を今回のショーで提示している。

4社のうち、日産ディーゼル工業と三菱ふそうトラック・バスが大型車向けにNOx(窒素酸化物)削減の新技術として注目される尿素SCRシステムの採用を行うが、残る2社は既存技術の改良などで対応、方向がはっきりと2分された。

コモンレール式燃料噴射装置や独自のPM(粒子状物質)補足装置「DPR」などを組み合わせる日野自動車の蛇川忠暉会長は「尿素水を常に積むわずらわしさなどを、ユーザーがどう判断するか」と、尿素SCRは様子見という立場。

いすゞ自動車の幹部も「コストアップの一方、改善されるという燃費性能がどう評価されるか」と、見ている。

もっとも、日野、いすゞともに尿素SCRシステムの研究・開発にも鋭意取り組んでいる。蛇川会長は、さらに強化される「ポスト新長期規制」には「尿素が必要になろう」と、将来は欠かせない技術と見ている。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  4. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  5. 日産『エクストレイル』米国版が2026年型に、新グレード「ダークアーマー」設定
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る