【スズキ スイフト新型発表】ベーシック以上の快適性

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【スズキ スイフト新型発表】ベーシック以上の快適性
【スズキ スイフト新型発表】ベーシック以上の快適性 全 6 枚 拡大写真

新型スズキ『スイフト』(1日発表発売)の開発にあたってスズキが大いに配慮を払ったのは、世界のベーシックカーのライバルに打ち勝つ快適性の確保だ。

最も重視されたのは、車内の静粛性。風の流れを整えて風切り音を抑制するドアミラー形状を追求するなど、ボディ周りに発生する乱流を極力抑える表面処理により、風切り音を徹底的に削減した。

シャシーはフロアの溶接ビードをなくすとともに、制振材を最適配置することで、フロアパネルの振動を効果的に抑制する設計がなされている。ほか、液封エンジンマウント、サイドシルアンダーカバー、リアフェンダーライニングなどにより、遮音対策も徹底的に行われている。

シートも旧型から長足の進歩をとげた。座面の奥行き490mm、幅520mmの大型サイズ。ホールド性と快適性を両立させるとともに、体圧分散についても入念なチューニングが施されるなど、長距離ドライブでも疲れにくい設計。

さらに240mmのシートスライド幅、上位機種への運転席シートリフター採用、チルトステアリングなど、ドライバーの体格によらず、最適な運転姿勢を取ることができる。

リアシートは6:4分割式で、折りたたみ時に床面がフラットになるタンブルフォールディング機構を持つ。ラゲッジスペースは5名乗車時で213リットル(VDA方式)と必要十分な容量が確保されている。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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