これでメシでも…贈賄の現行犯で逮捕

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北海道警は7日、交通違反の取り締まりを行った警察官に対し、現金を渡して摘発逃れを図ろうとしたとして、60歳のタクシー運転手の男を贈賄(申し込み)の現行犯で逮捕した。男は「免許の点数が減るのを防ぎたかった」などと話している。

北海道警・札幌北署によると、事件が起きたのは7日の午前11時ごろ。同署員が札幌市北区新川西1条3丁目付近の道道でパトカーでパトロールを行っていたところ、前方の交差点で赤信号を無視して走行する1台の乗用車を発見した。

パトカーはただちに追跡を開始。クルマはパトカーが発した停止命令に応じて路肩に停止したため、署員は運転していた男をパトカーの後部座席に座らせ、反則キップの作成を始めた。

この際、男は署員が横に置いていたパインダーに手を伸ばし、「これでメシを食うか、タバコでも買って」と言いながら、1万円札1枚を差し込もうとした。

気づいた署員が「何をしているんだ」と一喝しても、男は「まあまあ」と行為を止めようとしなかったため、贈賄の現行犯で逮捕した。

男は札幌市内に住む60歳のタクシー運転手。当日は非番で、家族と小樽方面にドライブに出かける途中だった。

取り調べに対し、この男は「仕事でもクルマを使うし、免許の点数に響くような事態は避けたかった」と供述しているという。

警察では「信号無視もそうだが、職業ドライバーとしての意識に欠ける」として、男に対して厳しい説諭も行ったと説明している。

《石田真一》

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