トヨタ『マークX』(9日発表・発売)のインテリアは、「日本独創」コンセプトに沿った演出だけでなく、運転しやすい、疲れにくいといったクルマ本来の機能の充実も図られている。
廉価版である「250G“Fパッケージ”」を除く全車に運転席&助手席8ウェイパワーシートが標準装備される。
リクライニング、シートスライドといった基本機能だけでなく、長距離走行の多い欧州車のDセグメント(おおむね全長4400mm以上)のモデルによく見られる装備で、シートを自分の体格に合わせてジャストフィットさせることができる。本革シートを装着した場合はシートヒーターが標準となる。
リアは7段階リクライニング。
一方、車内寸法は室内長2070mm×室内幅1515mm×室内高1165mm(3.0リットル)、1170mm(2.5リットル)と、充分以上の広さ。
マークXは効率一辺倒のクルマではなく、むしろ情緒性を前面に押し出している。が、ロングホイールベース化により、パッケージング効率を追求した旧型に比べ、室内高を除いて寸法はむしろ拡大されている。